クローズアップ

Smile Hunt

西村 光夫
西村紙器株式会社
専務取締役
にしむら みつお  
西村 光夫 さま

京都市下京区の立地の良い場所で、貼箱や組立て箱、表紙・台紙などの紙器・紙工を手がけておられます。
西村さまは、表情や雰囲気がとても優しい方で、会社の飲み会などでは聞き役に徹し、そのときにしか聞けない社員の言葉に耳を傾けられているのだとか。
顔を合わせてのコミュニケーションをとても大事にされておられる西村さまにスマイルハントです。

 配達のトラックが幸運を運んでくれた…

創業は昭和26年。その前は製粉業をされていたそうで、
「製粉業のままでは駄目だ、と先を見越して祖父が箱づくりを習いにいったことから、今の西村紙器株式会社へ繋がっていきました。祖父曰くどんぞこからのスタートだったそうです。
大きな転機の1つは、京都の老舗日本茶専門店から電話がかかってきたことです。自社のトラックに社名と電話番号を記していたのですが、それを目にされたところから注文をいただくことになり、その後から他の仕事もぽんぽんと入るようになって…
1台のトラックが縁を運んでくれました。」
京菓子處きょうがしどころの菓子箱や最新の医療器機の箱も制作されており、JPC(ジャパン パッケージング コンペティション)展では、化粧水の化粧箱が受賞されました。

 マウンテンバイクで山下り

趣味はマウンテンバイク。
「山から小さくなった街並を見ていると、自分の悩みが小さく思えてくるんです。」と語る西村さま。10km近く山を登って、みんなでワイワイと苦労談議や世間話をして、そこから山をマウンテンバイクで下っていくとのこと。
「実は大人数で集まる場は苦手なんです。浅い話しかできないから。気心知れた少人数で深く話をするのが好きで、マウンテンバイクの仲間とのコミュ二ケ−ションは仕事の良い息抜きになってます。」とにこやかに話されていました。

 お客さまの感性・思いを形にしていく

「環境面やコスト削減という世間の流れから、箱やパッケージは簡略化され、技術も発達し安くてそれなりに良いものができる時代。値段を下げての競争では行き詰まる。だから値段ではない部分=役立つサービスの提供がこれから重要になってくると思っています。」
例えば、老舗和菓子屋の販売店ではスペースの狭い所も多く、お菓子を入れるための箱はかさばるので、保管しておく場所もない。そこで在庫をあずかり、必要なときに配達するなど、お客さまに寄り添うサービも提供されています。
「ただ依頼された箱を制作するというのではなく、できないと思うような依頼に対しても、できるかぎりお客さまの感性や思いを形にしていくことが使命だと思っています。」と強く話されていました。

弊社の50周年記念誌の表紙部分を制作していただきました。
ラブレターを模した記念誌です。
  のところにはマグネットが入っており、しっかりと封印しています。
取材させていただいた部屋の棚にはいろんな色・形の箱がびっしり並べられていました。
商談のスペースでもあるそうですが、さながらショールームといった場所でもあるようです。
ジブリ作品の風景などをミニチュアで再現した
「みにちゅアートシリーズ」のパッケージや土台部分には西村紙器さまが関わっておられます。
とても小さくて精密なミニチュアキットです!