クローズアップ

Smile Hunt

竹内 オサム
学校法人 大覚寺学園
京都嵯峨芸術大学
芸術学部デザイン学科
たけうち 
竹内 オサム さま

華やかな広告制作の現場から、一転、地方大学の教員へ。リーマンショックを機に、自分の想像していた人生と全く違った道を歩くことになっても、またそれも人生と楽しんでおられる刺激的な竹内先生にスマイルハントです。

 天狗誕生

「京都堀川高校と言う普通の学校から、芸術大学に進んだのが人生の狂い初めかな。」と竹内先生。学生時代から取り組んだイベントの仕事の成り行きで広告業界へ。その仕事が大成功をおさめ、大阪では若手のホープ的な存在になっていたそうです。そして誘われるがままに会社も移り、気がつくと受賞した広告賞の数は、両手両足の指をフル稼働しても追いつかず、年収も30代前半で大台を超えていました。
バブル景気も手伝って「周りから見たら天狗と言う別の生き物に見えていたかも…」と、今だから客観的に見れると話されました。

 行けるとこまで行く。

40歳を過ぎる頃、当時所属していたM下電器グループの広告制作会社で取締役にと声がかかったけれど、当時は自分のスケールが企業内に収まるわけもないと、その話を蹴って独立へ。オーナー&デザイナーとしてホンダ、メルセデス、サントリーといった企業の広告に携り、所有していたクルマはメルセデス、アルファロメオ、ポルシェ、ハーレー。永遠にこの生活が続くと思っていた!ようですが、契機は突然やってきました。リーマンショック。クルマも、住居も、知人も、自分の周りからどんどん無くなっていったそうです。

 窮地を楽しむ。

「自己破産を覚悟したとき、拾ってもらったのが今の大学です。」東京を離れることはデザイン業界引退を意味することなので苦渋の選択だったと話されました。
「知ってましたか?定職があると自己破産もできないんです。」と、窮地も絶好の機会だと教員生活に入り、鎌倉と京都の2重生活も面白い経験と笑っておられます。今は、教員職が面白くて仕方がない様子。
「教員が楽しんでいるので、学生も楽しいはずです。
クラスの半分が賞をもらうくらい優秀な学生が集まっているので、楽させていただいてます。」
うれしそうに話されるお顔は「第二の竹内」でも誕生させるおつもりにも見えました。

浄美社と京都嵯峨芸術大学のコラボカレンダー

カレンダーの機能性だけにこだわるのではなく、オリジナリティがあり“手に取って感動できる”“驚くようなものにしたい”と考え、京都嵯峨芸術大学の学生に2015年のカレンダーのデザインを依頼することになりました。
色は2色だけの印刷でしたが、糸を使ったもの、向きや設置に工夫が施されたものなど、計8種類の個性豊かなカレンダーができあがり、大変好評でした。



パッケージデザイン
エディトリアルデザイン
サインデザインなど
どんどん必要の無い時代が目の前にあって、いつも通りのカリキュラムでいいのか、デザイン学科で何を教えるか。
先生はズバリこれだと話されました。
 ①マーケティング+プレゼンテーション能力
 ②発想力
 ③コミュニケーション理解力
なるほど、結局は人間力の構築なんでしょうか。とても勉強になりました。
2時間弱、話は途切れることなくアッという間の会談でした。ともかく人生ドラマがすごくて、只々呆気にとられて終了で~す。